■手造りの銅製おろし金
銅器職人の勅使川原(てしがわら)さんが、昔ながらの製法で一つひとつ手造りする銅製おろし金です。
■不規則な刃の並び
充分な厚みの銅板に、腐食防止の錫をたっぷりと手塗りし、勅使川原さんがひと目ひと目手打ちで鋭い目を立てて造りあげます。
手打ちによってできる不規則に並ぶ刃は、大根やわさびなどを上下させる毎に次々とかかり、楽におろすことができます。
■高く鋭い刃
鏨(たがね)を使い、ひと目ひと目手で打っている勅使川原さんのおろし金の刃は、ご覧のようにとても高く鋭くなっています。
機械打ちでは決してできないこの高さと鋭さが、繊維に水分がほど良く残ったきめ細かな美味しいおろしが出来上がる秘密なんです。
■大根おろしが美味しくできます
鋭い刃で切るようにおろすから、繊維がしっかり残っています。
だから、勅使川原さんのおろし金でおろした大根おろしはみずみずしく美味しいんです。
※写真のおろし金は五番です。
■裏面も使えます。
裏面の細かい目は、わさびや生姜、山芋、にんにく等細かいものに使用してください。
もちろん、裏面も全て一つひとつ手打ちで目を立て造りあげます。
■薬味も美味しくできます
生姜やわさび、にんにくなどを、余分な水分を出さずにおろすことができます。
※写真のおろし金は五番です。
■五番と四番
勅使川原さんのおろし金は、五番(写真左)と四番(写真右)をご用意しています。
おろし金(四番)はこちら
■銅器職人の勅使川原さん
先代が1935年に創業した製作所で、18歳の時に先代に師事し修業を始めました。
現在は、銅製のおろし金や卵焼き器などの調理器具をメインに、プロ用から家庭用まで様々なものを製作しています。
熟錬の技で造りあげる銅製おろし金は、東京では唯一、勅使川原さんだけが造り続けている逸品です。
★「勅使川原さんの銅器」の商品一覧はこちらです。
■手引きの錫について
昭和59年8月に厚生省(現厚生労働省)が無害と認定しましたが、それ以前は銅の錆(=緑青)が猛毒とされていました。
その名残からか、食品衛生法で銅器が食品と直接接触することは禁じられています。
銅器に錫メッキやフッ素コーティングがされているのはそのためです。
勅使川原さんのおろし金は、錫を手引きで溶着しています。
そのため、手塗りならではの錫の塗り痕が、ところどころに残っています。
こんなところからも「手しごと」を感じていただけたら幸いです。
■お届けする商品
銅製おろし金(五番)
※両面目立てです。
※化粧箱入りです。(箱のデザインは予告なしに変わることがあります)
■商品の仕様
材質:
本体/銅
表面/錫溶着手引き
大きさ:210mm×125mm
重さ:320g
生産:日本製
■お取り扱いについて
※ご使用後はナイロンたわしや歯ブラシなどで洗い流し、乾いた布巾で水気を拭き取ってください。
※クレンザーをお使いになると、さらに美しく保てます。
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