使えば便利なソースボート

見慣れない食器は飾りになったり、小物入れになったりですが、そういった食器こそ積極的に使いましたら、新しい使い勝手を感じ、食卓も新鮮な広がりを見せますからプラスばかりです。Paratiisiピッチャー0.4L、1970年頃の商品名ソースボートと聞けば使用イメージも沸いてきますし、持ち手の付いた洋の片口と思えば使用イメージは更に広がります。ソースやドレッシングに使うだけでなく、この食器に似合うと感じた料理を積極的に盛り付け、積極的に使い続けてみれば、段々と自分なりの使い処が見つかっていきます。ラップして冷蔵庫に保管する時にも持ち手があるから出し入れし易く、注ぎ口がカトラリー類を安定させるのでスプーンやフォーク、レードルの収まりも良いです。持ち手があるので運ぶのも渡すのも手軽、そしてそう使うのに向いた小ぶりなサイズ感もよいバランスです。少し大きく感じる方もいるとは思いますが、ハンバーグやステーキのソースであればSavoniaグレービーレードルを添えるのがやはり使い易いです。僕の付き合いがあるフィンランドの家庭で、ソースボートや蓋付ジャーをよく見てきました。そしてビンテージにも多いアイテムだからフィンランドの生活にとても根付いた食器なのだと思っています。こういった特殊なアイテムを加えることでパラティッシらしい、より立派な食卓になりますから、パラティッシブラックを愛用する方は特に取り入れてみて欲しいです。

アラビア150周年アイテム

2023年にアラビアは150周年を迎え、その記念アイテムとして生産された3つのパラティッシブラック。絶対に再生産されない物ではありませんが、あまり作られることのない3アイテムですから、パラティッシブラック愛用者の皆さまはどうぞ見逃すことなかれ。そもそもパラティッシは、パーティーに映えるようカイピアイネンがデザインした食器群、そしてピッチャー0.4Lとジャー0.43L蓋付は1970年代にもラインナップされていたアイテムなので、こちらが手持ちの食器に加わることで、よりパラティッシらしい食卓を組み立てることができます。誰もが使い慣れた物ではないのですが、試しに使ってみればパーティーのような特別な食卓に限らず、日常の食卓でも活躍してくれくれます。バックスタンプもアラビア150周年の特別版、再入荷の予定はありません。

料理を保存する
ざっくり200グラム

ジャー0.43L蓋付とピッチャー0.4Lはほぼ同じ容量といいますか、多分同じボディにハンドルと注口が付けばピッチャー、蓋ができるような縁にしたらジャーだと思います。つまりは同型なので併用し易い上に、一緒に並べて見た目に変化も生まれるからセットで使いましたら凄く活躍します。そして、Paratiisiボウル17cmとも容量が似ています。だから、この3種は大体同じぐらいの料理が盛り付けられ、つまりそこそこ入りますから、ジャムなどではなく料理の盛り付けがメインの役割となるでしょう。収まる量はキャロットラペで200gぐらい。ポテトサラダでも200gぐらい。なんとなく料理200gぐらい入ると思うと、パーティー料理の一部を惣菜屋で買う時なんかには便利かもです。あくまでも目安ではありますが。

チーズを削って掛ける

チーズを削って料理にかける、各々好きに振りかける。そんな時にParatiisiピッチャー0.4Lはとても使い易いです。縦長の形状はチーズを削るときの受け皿にマッチしていると思いますし、振りかける時には手に持った方がチーズもこぼれにくく、綺麗に掛けられますから、ハンドルがあるのはとても便利。注ぎ口にスプーンが固定されるのでアッチコッチ動かず、いい具合です。スコープ的生活にはとても重要なSunnuntaiにも同型アイテムがあり、かなりの人気アイテムとなっています。

出しっぱなしが絵になる

Paratiisiピッチャー0.4Lは出しっぱなしが絵になる食器だと思う。ゆで卵を入れて置いてあるだけでもいい雰囲気、キッチンに調理器具のようにして置いてあっても絵になる、と思ってます。そもそも、こういったソースボートに興味が沸きに沸いたのはNHKセカホシの撮影でした。フィンランドのツアー会社MYSUOMIハンナさん宅を訪れてパーティーシーンを撮影したのですが、キッチンで準備しているシーンを撮影した時、そこに置いてあったのがスンヌンタイのソースボートでした、そのワンシーン、1つのアイテムに僕も含めて多くの人が興味を持ち、スコープによる復刻企画に至りました。キッチンに置いてあるその自然な姿が本当によかったのです。このParatiisiピッチャー0.4Lがある台所はスンヌンタイより少し静かで落ち着いた雰囲気に見えます。

スペック

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